組織の管理者のみ
Windows 版 Cisco Jabber にカスタム顔文字を追加する方法。
Windows 版 Cisco Jabber でカスタム顔文字を作成する方法。
Windows 版 Cisco Jabber でカスタム顔文字を使用できますか。
ソリューション:
組織の管理者のみ
XML ファイルで顔文字定義を作成して、それをファイル システムに保存することによって、Windows 版 Cisco Jabber にカスタム顔文字を追加できます。最適な結果を得るには、カスタム顔文字は、次のガイドラインに準拠する必要があります。
- 寸法:17 X 17 ピクセル
- 透明な背景
- PNG ファイル形式
- RGB カラー
次の手順に従って、カスタム顔文字を追加します。
- 任意のテキスト エディタを使用して emoticonDefs.xml という名前のファイルを作成します。
- 必要に応じて、emoticonDefs.xml で顔文字定義を指定します。
注:emoticonDefs.xml の構造と使用可能なパラメータの詳細については、「顔文字の定義」を参照してください。 - emoticonDefs.xml を保存して閉じます。
- emoticonDefs.xml をファイル システムの適切なディレクトリに保存します。
注:Windows 版 Cisco Jabber はファイルシステム上の次のディレクトリから顔文字定義をロードします。- Program Files\Cisco Systems\Cisco Jabber\Emoticons
- このフォルダには、Windows 版 Cisco Jabber 用のデフォルトの顔文字とデフォルトの emoticonDefs.xml が含まれています。
- Program Files\Cisco Systems\Cisco Jabber\CustomEmoticons
- デフォルトでは、このフォルダは存在しません。管理者は、このフォルダを作成してカスタム顔文字の定義を格納し、組織展開に含めることができます。
- CustomEmoticons フォルダで定義した顔文字は、デフォルトの Emoticons フォルダの顔文字の定義よりも優先されます。
- %USERPROFILE%\AppData\Roaming\Cisco\Unified Communications\Jabber\CSF\CustomEmoticons
- このフォルダには、Windows 版 Cisco Jabber の個別のインスタンス用のカスタム顔文字定義が含まれています。
- このディレクトリで定義した顔文字は、インストール ディレクトリの CustomEmoticons フォルダの顔文字の定義よりも優先されます。
- Program Files\Cisco Systems\Cisco Jabber\Emoticons
- Windows 版 Cisco Jabber を再起動します。
注:ユーザは、カスタム顔文字定義が emoticonDefs.xml 内でローカルに定義されている場合にのみ、それらの定義を利用することができます。顔文字の定義が異なるユーザにカスタム顔文字を送信すると、それらのユーザはアイコンではなく、デフォルト キーを受信します。次に例を示します。
- ユーザ A が emoticonDefs.xml 内でカスタム顔文字を定義します。カスタム顔文字の定義は、ユーザ A のローカル ファイル システムにのみ存在します。
- ユーザ A はそのカスタム顔文字をユーザ B に送信します。
- ユーザ B はカスタム顔文字のデフォルト キーのみを受信します。ユーザ B はアイコンを受信しません。
顔文字の定義
Windows 版 Cisco Jabber は emoticonDefs.xml から顔文字定義をロードします。次の XML の抜粋は、顔文字の定義ファイルの基本構造を示します。
<emoticons>
<emoticon defaultKey=" image=" text=" order=" hidden=">
<alt></alt>
</emoticon>
</emoticons>
次の表に、カスタム顔文字を定義するための要素および属性を示します。
要素または属性 | 説明 |
emoticons | この要素には、すべての顔文字の定義が含まれます。 |
emoticon | この要素には、1 つの顔文字の定義が含まれます。 |
defaultKey |
この属性により、顔文字を描画するデフォルト キーの組み合わせが定義されます。 |
image |
この属性では、顔文字イメージのファイルを指定します。 |
text | この属性では、[顔文字の挿入(Insert emoticon)] ダイアログボックスに表示される説明文を定義します。 任意の Unicode 文字の文字列を指定します。 この属性はオプションです。 text は、顔文字要素の属性です。 |
order | この属性では、[顔文字の挿入(Insert emoticon)] ダイアログボックスに顔文字が表示される順序を定義します。 値として 1 から始まる序数を指定します。 order は、顔文字要素の属性です。 この属性は必須です。ただし、非表示の値が true である場合、このパラメータは有効になりません。 |
hidden |
この属性では、[顔文字の挿入(Insert emoticon)] ダイアログボックスに顔文字が表示されるかどうかを指定します。 true
フォルス
|
alt | この要素を使用すると、キーの組み合わせを顔文字にマッピングできます。 値として任意のキーの組み合わせを指定します。 たとえば、defaultKey の値が :) である場合、alt の値として :-) を指定し、両方のキーの組み合わせで同じ顔文字を描画できるようにします。 この要素はオプションです。 |