仮想デスクトップ インフラストラクチャ

従来のデスクトップではなく、仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)の場合、シンクライアントとホステッド仮想デスクトップがあります。

シンクライアントは、通常デスクトップコンピュータよりも低コストで多少性能が劣るデバイスです。組織では、シンクライアントとしてより古い性能が劣る PC でさえ使用している場合があります。ホステッド仮想デスクトップは、データ センターと呼ばれる中央サーバーの場所にあります。ホステッド仮想デスクトップは、以下のコンポーネントで構成されます。

  • Microsoft Windows デスクトップ

  • アプリケーション(Cisco Jabber など)

  • データ:

シン クライアントから、セキュアな Citrix または VMware 接続を介してホステッド仮想デスクトップにアクセスします。

VDI 版 Cisco Jabber Softphone

Cisco Jabber は VDI と互換性があります。ただし、VDI の制限により、アベイラビリティとチャット機能のみがサポートされます。ホステッド仮想デスクトップを通して音声およびビデオ通話に必要な追加データの送信が、通信遅延の原因となります。この制限は"ヘアピン"効果と呼ばれます。

VDI 版 Cisco Jabber Softphoneは、音声およびビデオ通話のサポートを追加するソフトウェアです。VDI 版 Cisco Jabber Softphone があれば、データはホステッド仮想デスクトップを通過しないためヘアピン効果を排除します。必要な VDI 版 Cisco Jabber Softphone のバージョンは、シンクライアントが実行するオペレーティング システムによって異なります。VDI 版 Cisco Jabber Softphone 製品のファミリーには以下が含まれます。

  • VDI 版 Cisco Jabber Softphone- HP Thin Pro および Ubuntu

  • VDI 版 Cisco Jabber Softphone- ユニコン eLux

  • VDI 版 Cisco Jabber Softphone- Windows

  • Cisco Virtualization Experience Media Edition for ThinPro および Ubuntu

  • Cisco Virtualization Experience Media Edition for Unicon eLux

  • Cisco Virtualization Experience Media Edition for Windows


VDI 版 Cisco Jabber Softphone は、以前はCisco Virtualization Experience Media Edition(VXME)と呼ばれていました。

製品寿命が近づいている、あるいは販売またはサポート終了のマイルストーンに近づいている古い製品についての情報は、https://www.cisco.com/c/en/us/products/unified-communications/jabber-softphone-for-vdi/eos-eol-notice-listing.html をご覧ください。