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Webex アプリ ユーザーのオンプレミス デバイスを設定する
ユーザーがオンプレミスのデバイスを設定して、超音波を使用して接続します。ユーザーはオンプレミスのデバイスを使用して、ローカル ミーティングでワイヤレスでコンテンツを共有したり、ミーティングに参加したり、通話に応答することができます。
ユーザーがオンプレミス デバイスに接続することを許可する
オンプレミスのデバイスがある場合、ユーザが接続するように設定できます。コンピューターが接続可能なデバイスと同じローカル エリア ネットワーク (LAN) 上にある場合、次の手順を実行します。
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デバイスを使用して誰かに発信し、Webex アプリを使用してデバイスをコントロールします。詳細については、「Webex アプリ | ダイレクト メッセージから発信する」を参照してください。
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デバイスを使用して誰かからの通話に応答し、Webex アプリを使用してデバイスをコントロールします。詳細については、「Cisco Webex アプリで通話に応答する」を参照してください。
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デバイスを使用して Webex Appspace でミーティングを開始し、Webex アプリを使用してデバイスを制御します。詳細については、「スペースからインスタント Cisco Webex アプリのミーティングを開始する」を参照してください。
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画面をローカルで共有しますが、コンピューターの音声を共有したり、ビデオを最適化したりすることはできません。詳細については、「Webex アプリから Cisco Webex デバイスにワイヤレスでコンテンツを共有する」を参照してください。
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https://admin.webex.com の顧客ビューから、[設定] に移動します。 |
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[デバイス検出] までスクロールし、[Webex アプリ がオンプレミスの登録デバイスに接続することを許可する] をオンにします。 |
オンプレミスデバイスのネットワーク要件
ネットワークでの近接通信
Intelligent Proximity サービスを Room や Desk のデバイスで有効にすると、耳には聞こえない超音波のサウンド トークンがそれらのデバイスのスピーカーから再生されます。Webex アプリは、このトークンを統合マイクで記録します。トークンには、ネットワーク経由で Room や Desk のデバイスに接続するための情報が含まれています。
コンピューターやモバイル デバイスはトークンを解読し、Room や Desk のデバイスへのセキュアな接続の確立を試みます。接続を確立するためには、コンピューターやモバイル デバイスが、Room や Desk デバイスの IPv4 アドレスにポート 443 (HTTPS) で到達できなければなりません。
ネットワークの検討事項
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仮想ローカル エリア ネットワーク (VLAN)
ネットワーク隔離のために仮想 LAN を展開する場合には、ルートを TCP/ポート 443 で構成する必要があります。データ VLAN に所属するコンピューターは、Room や Desk のデバイスにビデオ/音声 VLAN で接続します。
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モバイル ネットワーク
モバイル データ ネットワーク (3G/4G/LTE) の場合、ユーザーは VPN 接続によってエンタープライズ ネットワークに接続し、VPN 集信装置から Room または Desk デバイスの IP へルートを設定できます。Room または Desk デバイスは、IPv4 でルート設定できる必要があります。
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ゲスト ネットワーク
ゲスト ネットワークへのアクセスを許可することができます。Room または Desk デバイスは、IPv4 でルート設定できる必要があります。
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IPv6、ホスト名および完全修飾ドメイン名 (FQDN)
超音波トークンの交換は、IPv6 アドレス、ホスト名、または FQDN をサポートしてはいません。ただし、コンピューターまたはモバイル デバイスは、IPv4 でアドレス可能な Room または Desk デバイスに接続できる限り、IPv6 のアドレスも持つことができます。
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ネットワーク アドレス変換ネットワーク
Room または Desk デバイスがネットワーク アドレス変換 (NAT) の背後に設定されている場合、Webex アプリはルームまたはデスク デバイスに接続しません。ただし、コンピューターまたはモバイル デバイスは、Room または Desk デバイスの IPv4 アドレスにクライアント NAT の背後から到達できる場合には、それらのデバイスに接続できます。
通話のために Cisco Webex Cloud に接続するオンプレミスデバイスの展開
オンプレミスのビデオ デバイスにペアリングされている Webex アプリを使用して発信する場合、その通話はビデオ デバイスを使用して発信され、Cisco Webex Cloud を使用してルーティングされます。ビデオ デバイスは、ローカル ネットワーク外で通話できる必要があります。
すでに展開に Expressway または VCS などののようなファイアウォール トラバーサルのソリューションが含まれていて、webex.com および *.ciscospark.com への URI がダイアルできる場合は、通話を行うために必要なアクションはありません。展開にファイアウォール トラバーサルのソリューションが含まれていない場合、次のガイド 「ビデオ デバイスが有効なミーティングのための Cisco Webex Meetings エンタープライズ展開ガイド」では、それを展開する方法について説明しています。
オンプレミス デバイスの要件
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オンプレミスのそれぞれのデバイスでは、Cisco Collaboration Endpoint (CE) ソフトウェア 9.0 以降を必要とします。
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オンプレミス デバイスが URI を使って発信できるようにするには、Cisco Unified Communications Manager と Cisco Expressway を設定し、*.webex.com をインターネットにルーティングして通話をルーティングします。
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オンプレミスのデバイスを構成するには、Cisco Unified Communications Manager で次の近接設定を行う必要があります。詳細については、Cisco Unified Communications Manager の展開のための管理ガイドを参照してください。
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モード: [オン] を選択します。
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サービス
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FromClients—[有効] を選択して、ユーザーがデバイスを使用してワイヤレスでコンテンツを共有できるようにします。
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CallControl—[有効] を選択して、ユーザーがデバイスを使用してミーティングに参加できるようにします。
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異なるタイプのビデオシステムの同時接続の最大数は次のとおりです。
ビデオ システム
最大接続者数
Room Kit, Room 55, Room 55 Dual, Room 70, Room 70 G2
30/7
Codec Plus, Codec Pro
30/7
SX80
10
SX10, SX20
7
MX700, MX800
10
MX200 G2, MX300 G2
7
DX70, DX80
3
Cisco Collaboration Endpoints (CE) ソフトウェア9.4 以降で、近接通信設定 ToClients を無効にすると、 同時接続の最大数は最大 30 個になります。この設定が有効になっている場合、最大 7 人のユーザーが任意のアプリから同じデバイスに接続することができます。接続されているユーザーの数が上限に達したら、新しい参加者が接続して画面を共有したり、ビデオ デバイスを操作できるようになる前に、他のユーザーが接続を切断する必要があります。
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Webex アプリがクラウド登録デバイスとオンプレミスのデバイスに接続する方法には違いがあります。オンプレミス デバイスに接続する場合、Webex アプリと Room または Desk デバイス間で共有されるコンテンツは常に暗号化されます。ただし、オンプレミスのデバイスと HTTPS セッションが確立された場合には、証明書の検証は強制しません。証明書の検証を行うと、ゲスト デバイスの動作は妨げられます。また、展開と維持が複雑になります。