状況によっては、Webex Board、Room、Desk デバイスを工場出荷時のデフォルト設定にリセットする必要がある場合があります。 たとえば、デバイスに深刻な問題がある場合は、工場出荷時の状態にリセットする方法が最後の方法です。 工場出荷時の状態にリセットすると、デバイスからすべてのデータを完全に消去できる安全な方法です。
Webex Board、Room、および Desk デバイス上のファイルシステムは、Linux ハードディスク暗号化の標準である Linux Unified Key Setup (LUKS) を使用して暗号化されます。 ファイルシステムの暗号キーは、NVRAM または NOR フラッシュのどちらかに保存されます。 工場出荷時の状態にリセットすると、キーは上書きされ、回復できません。ディスク上の何かを読み取り不能にします。 これにより、米国 DOD 5220.22M に準拠してデータを削除するセキュアな方法が工場出荷時の状態にリセットされます。
工場出荷時の状態にリセットした場合:
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通話履歴が削除されます。
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パスフレーズがデフォルト設定にリセットされます。
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すべてのデバイスパラメータがデフォルト値にリセットされます。
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デバイスにアップロード済みのファイルがすべて削除されます。
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以前の(非アクティブな)ソフトウェアイメージが削除されます。
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オプションキーは影響を受けません。
工場出荷時の初期設定へのリセット操作を元に戻すことはできません。 開始する前に、これを行う必要がある事を確認してください。
デバイスを初期設定にリセットする際は、Web インターフェイスまたはユーザ インターフェイスを使用することを推奨します。 初期設定へのリセットを実行する前に、デバイスのログファイル、設定、カスタム要素をバックアップしてください。バックアップしない場合、これらのデータは失われます。 端末のバックアップとリセットのさまざまな方法については、『 管理ガイド 』を参照してください。 |