PresenterTrack 対応カメラおよびルーム デバイス:
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Precision 60 カメラ搭載 Codec Plus
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Precision 60 または SpeakerTrack 60 カメラを搭載した Codec Pro
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1 台またはデュアル カメラ搭載の MX700 または MX800
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Precision 60 を外部カメラとして使用する Room 55 Dual
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Precision 60 を外部カメラとして使用する Room 70
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Precision 60 を外部カメラとして使用する Room 70 G2
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Precision 60 または SpeakerTrack 60 カメラを搭載した SX80
機能と制限事項
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設定後に、タッチ コントローラのカメラ パネルで PresenterTrack 機能のアクティブや非アクティブの切替を行います。
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カメラはデジタルパン、チルト、ズームを使用するため、プレゼンターの追跡中に物理的に移動することはありません。
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PresenterTrack は、ステージ上の 1 人または複数の人物のトラッキングをサポートしています。拡大表示の範囲内に収まらない場合には、カメラはズームアウトしてステージ全体を表示します。
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PresenterTrack は、スタンドアロン機能として、または ブリーフィングルーム や クラスルーム のシナリオの一環として使用することができます。
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デバイスを設定して、SpeakerTrack 60 カメラアセンブリ (または MX700/MX800 デュアルカメラ) のいずれかのカメラを PresenterTrack 用に使用することができます。
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PresenterTrack と SpeakerTrack を同時に使用することはできません。PresenterTrack をアクティブにすると、SpeakerTrack は自動的に非アクティブ化します。また、逆も同様で、PresenterTrack をアクティブにすると、SpeakerTrack は自動的に非アクティブ化します。
例外:ブリーフィング ルームおよびクラスルームのシナリオでは、両機能は Q & A モードで同時にアクティブになります。
カメラを配置してステージエリアとトリガーゾーンを定義する前の考慮事項
PresenterTrack を設定する際、ステージ エリアとトリガーゾーンを定義する必要があります。ステージ上の後援者を追跡するカメラを配置する際は、位置とこのエリアの使用を考慮に入れてください。
ステージ エリア:ステージ エリアは、ズームアウトした全体イメージになります。
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後援者のステージ上の動きを考慮して、このエリアは十分な大きさに設定します。講演者がステージ エリアを離れると, 追跡機能は停止します。
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聴衆またはミーティングの参加者が、室内を自然に移動しても、追跡機能をトリガーしないように設定します。
トリガーゾーン:講演者追跡機能は、カメラがトリガーゾーン内で顔検出するまで起動しません。
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講演者が自然にステージに入ってくる場所を選択します(たとえば、講演者テーブルや演壇など)。
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カメラが講演者の顔検出できる範囲の大きさに設定してください。
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誤って顔を検出することがないように、トリガー ゾーンの背景は無彩色にします。トリガー ゾーンは、スクリーンの手前に設定しないでください。
ルームデバイス用の PresenterTrack を設定する
始める前に
PresenterTrack の設定を行う際は, ルーム デバイスとカメラが設置された部屋で行うことを推奨します。
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https://admin.webex.comのカスタマービューから、[デバイス]ページに移動し、リスト内のデバイスを選択します。デバイスペインを下にスクロールし、[詳細設定の起動(Launch Advanced Settings)]をクリックします。 デバイスの管理者または インテグレーター ユーザを設定している場合は、ウェブブラウザを開いて詳細設定 に直接アクセスして、http(s)://<エンドポイントのIPまたはホスト名>と入力します。 |
2 |
に移動します。 |
3 |
講演者追跡のアクティブ化 を確認し、設定... をクリックして設定ページを開きます。 設定ページを開くと、スタンバイ機能および後援者追跡機能が非アクティブ化され、フルスクリーンでセルフビューがアクティブになり、デバイス画面にトリガー ゾーンの枠が表示されます。 このウェブページを閉じる前に必ず 完了をクリックします。でないと、デバイス画面にトリガー ゾーンの枠が表示されたままになります。(あるいは、タッチ コントローラの カメラ アイコンをタップして、リストからカメラ位置を選択して枠を取り外します。) |
4 |
カメラソース ドロップダウン リストからカメラを選択して、タッチコントローラーのカメラ コントロール(ズーム、パン、チルト)を使用してステージ エリアを定義します。 カメラが PresenterTrack 機能をサポートしていない場合は、通知が表示されます。 |
5 |
トリガー ゾーンを表す青い破線枠が、Web 画面に表示されます。デバイスの画面を見ながら、枠を移動させて、サイズ調整を行います。カメラのセルフ ビューにも同じ枠が表示されます。トリガー ゾーンが必要な場所に枠を配置します。 多角形のトリガー ゾーンを使って詳細を設定する場合は、多角形トリガー ゾーンの設定 セクションを参照してください。 |
6 |
[完了(Done)]をクリックします。 |
7 |
タッチコントローラー の右上隅の カメラ アイコンをタップして、カメラ位置のリストから講演者 を選択します。 講演者の追跡機能がアクティブになります。
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8 |
トリガー ゾーン内に行ってみて、カメラがズームインされるか確認します。ステージ上を動き回り、カメラが追跡していることを確認します。また、ステージを離れると、講演者追跡機能が停止することも確認します。 なにか問題があった場合は、ステップ 4 またはステップ 5 に戻り、ステージ エリアまたはトリガー ゾーンのサイズを調整します。 トラブルシューティングの詳細については、診断モード セクションでの説明の通り、PresenterTrack 診断モードをオンに切り替えることができます。 |
多角形トリガー ゾーンの設定
講演者追跡 の Web ページでのトリガー ゾーンの設定は、四角の枠のみとなります。多角形のトリガー ゾーンを使って詳細を設定する場合は、 設定で定義する必要があります(デバイスの設定へのアクセスについての詳細は、詳細設定 のページを参照してください)。
この設定の値は、多角形の頂点の座標ペアで構成される文字列です。
例:以下の12個の頂点を持つトリガー ゾーンを定義します。図は、すべての頂点の座標を示します。こういったトリガー ゾーンは、講演者の背後に映りこませたくない画面がある場合に便利です。
左上の頂点から時計回りに行く
の対応する設定値は次のようになります。"300,100,1700,100,1700,700,1100,700,1100,600,1300,600,1300,300,700,300,700,600,900,600,900,700,300,700"
診断モード
問題のトラブルシューティングを行うときは、PresenterTrack 診断モードが便利なツールとなる場合があります。診断モードでデバイスを設定するには、デバイスの API を使用します。API を使用する方法については、詳細設定 のページを参照してください。
以下のコマンドを使って、PresenterTrack 診断モードでデバイスを設定します。
xCommand Cameras PresenterTrack Set Mode: Diagnostic
このモードでは、画面上のステージ領域 (縮小された概観図) と、次のインジケーターを持つオーバーレイが表示できます。
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赤色の枠:トリガー ゾーン。
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黄色の枠: プレゼンターの拡大表示。
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緑色の枠:顔が検出されており、追跡されている。
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緑または赤の点滅枠:顔検出。緑色は信頼度が高いことを示し、赤色は信頼度が低いことを示します。
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青色の枠:顔が検出されているが、追跡されていない。