Global Site Backup のアベイラビリティ

Webex のグローバル サイト バックアップ (GSB) システムが災害時のビジネス継続を確かなものにします。また、保守作業中や他のシステム停止時の、代替サイトとして利用できる利点もあります。GSB により、それぞれのお客様に予備の Webex サイトが提供されます。GSB システムは、プライマリサイトとバックアップサイト間でリアルタイムかつ双方向型のデータベースデータ同期を提供します。すべての顧客が GSB のサポート対象となっています。

Webex バックアップ サイトはプライマリ サイトとは独立したサイトです。Webex では、プライマリ サイトとは地理的に異なる場所の別のシステム上でバックアップ サイトがホストされます。

自動転送

ミーティングシステム全体が停止している場合に、GSB システムがあなたを自動的にバックアップサイトに移動します。プライマリ サイトでミーティングを開始した後でシステム全体の障害によりプライマリ サイトで障害が発生した場合は、バックアップ サイトの同一のスケジュール済みミーティングに自動的に誘導されます。部分的なシステム障害が発生した場合は、Webex 側の判断でサービスが GSB サイトに切り替えられます。

スケジュール済みミーティングが開始される前にプライマリサイトが落ちている場合、プライマリとバックアップのサイト間はリアルタイムに同期されているため、そのスケジュール済みミーティングはバックアップサイトでアクセスできます。バックアップ サイトでスケジュールしたミーティングも、プライマリ サイトがオンラインに復帰すれば同様に開催できます。

ミーティング中にシステム全体が落ちたためにプライマリ サイトがつながらなくなったら、主催者と出席者の全員がミーティングから切断されます。すべてのミーティング参加者はプライマリサイト URL を使ってミーティングに再参加でき、自動的にバックアップサイトに移動されます。ミーティングコラボレーションツールサーバーがまだ機能している場合、プライマリサイト上でミーティングを継続することができます。ただし、プライマリ サイトで新たにミーティングを開始することはできません。新しいミーティングは、プライマリサイトが回復するまではバックアップサイト上で開始することができます。

バックアップサイト上で使う電話会議番号はプライマリサイト上のものと同じものです。

プライマリサイトからバックアップサイトに複製されたミーティングを開始するとき、元のミーティングの状態 (進行中、今すぐ参加) もプライマリサイト上で表示されます。出席者はバックアップサイト上で開始されたミーティングにプライマリサイトから参加できます。

あなたがアクセスできるのは1つのサイトのみです。プライマリ サイトが機能していればプライマリ サイト、プライマリ サイトが利用できない場合はバックアップ サイトにアクセスすることになります。プライマリ サイトがダウンしている場合、ミーティング要求は Webex ネットワークにより自動的にバックアップ サイトにリダイレクトされます。

バックアップ サイトの外観はプライマリ サイトと全く同じです。 http:// .webex.com/ /detectbackup.php を呼び出すことで、現在接続されているサイトを特定できます。プライマリ サイトに接続していれば、「Primary」というメッセージが返されます。GSB サイトに接続していれば、「Backup」というメッセージが表示されます。

サイトバックアップ

GSB システムにより、ユーザーアカウントとミーティング情報は、プライマリ サイトとバックアップ サイト間で双方向にリアルタイムで同期化されます。バックアップ サイトのミーティングにアクセスするのは、プライマリ サイトが利用できない場合のみです。

プライマリ サイトとバックアップ サイト間でユーザーアカウントおよびミーティング情報がリアルタイムで相互に同期されます。サイトのブランド情報は日に 1 度、プライマリ サイトからバックアップ サイトに複製されているだけです。バックアップ サイトでブランド情報を更新しても、プライマリ サイトでその情報を利用することはできせん。

GSB の複製システムが一日 1 回プライマリサイトからバックアップさいとにすべてのカスタムページとクライアントバージョンを複製します。カスタマイズされたページとクライアントは通常 24 時間後にはバックアップサイトに反映されています。

どちらのサイトで作成されたか問わず、新しいデータはすべて保管されます。

  • バックアップサイトで作成されたユーザーアカウントはリアルタイムでプライマリサイトに複製されます。

  • バックアップサイトでミーティングがスケジュールされると、そのミーティングがすぐさまプライマリサイトに複製されます。バックアップサイトでスケジュールされるミーティングもプライマリサイトに表示されます。

  • Webex では、バックアップ サイトの利用状況は関連プライマリ サイトと結合されています。プライマリサイト上のレポートにはバックアップサイト上での使用状況も含まれます。

メンテナス

メンテナンス前もって連絡が送られ、通常のメンテナンスウィンドウ(午後7時~午前12時)の間に作業が行われます。この間にバックアップ サイトへのフェイルオーバーが行われ、保守作業の完了後にフェイルバックが行われます。サービスの可用性への影響はないと考えられます。

GSB システムにより、サイトのデータはプライマリ サイトとバックアップ サイト間で双方向にリアルタイムで同期化されます。プライマリ サイトの更新が必要な場合、Webex は通常のメンテナンスウィンドウ (7 p.m. PST ~ 12 P.M. PST) の間に更新を行います。これらのプライマリサイトのメンテナンス更新はすぐにバックアップサイトにも反映されます。

デベロッパーサポート

GSB により、バックアップサイトは XML API に対応しています。GSB の場合、プライマリ サイトとバックアップ サイトが同じ URL を使用するので、統合コードを修正する必要はありません。

現在のRUNサイトのAPIユーザー向けサポートと比較して、パートナー向けGSB APIサポートのほうがより多くの機能を提供します。RUN サイトはユーザー アカウントとブランド情報のみを保有しますが、GSB サイトは、以前にリストされたさらに多くの機能をサポートします。GSB は、API ユーザーがバックアップ サイトにアクセスしているかどうかを検出する方法も提供します。 http:// .webex.com/ /detectbackup.php プライマリ サイトに接続していれば、「Primary」というメッセージが返されます。GSB サイトに接続していれば、「Backup」というメッセージが表示されます。RUN サイトにはバックアップ サイトを示す情報はありません。