Webex 組織内の代名詞
この記事では、組織で代名詞を有効にする方法について説明しています。あなたがエンタープライズの Webex アプリ ユーザーで、自分の代名詞を選択、変更、共有、非表示にしたい場合は、「代名詞を設定する」をご覧ください。
あなたの組織で本機能を使用しようとする場合、ポリシーや価値観に合わせて使用すること、それらのポリシーについてユーザーを教育すること、ユーザーが悪用を通報できるチャネルなど、本機能の使用に必要な安全措置を講じることは、組織の責任です。
「Webex の代名詞に関する法的通知」を読み、組織の Webex ユーザーに伝えてください。
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Control Hub (https://admin.webex.com) にサインインし、 に進みます。 |
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[ユーザー属性を編集] をクリックします。 |
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[プロファイルの属性] タブで[代名詞] セクションを探します。 代名詞の許可はデフォルトではオフになっています。
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[代名詞を許可] をオンに切り替えます。 |
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ユーザーがカスタムの代名詞を追加できるかどうかを選択します:
このオプションは、代名詞を Active Directory と同期させている場合、利用できません。ユーザーは、Active Directory から同期されている代名詞を見る (オプションで共有する) ことができますが、Webex アプリ経由では変更できません。 これで組織内の Webex アプリ ユーザーは、代名詞を設定できるようになります。 また、ユーザーは代名詞を共有するか、誰と共有するかを選択できます (ユーザーの代名詞は、共有を選択しない限り、デフォルトで「非表示」に設定されています)。 |
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(オプション) [代名詞を許可] をオフに切り替えると、組織全体で代名詞機能を無効にできます。 |
ユーザーの代名詞を制御するのは誰か
エンタープライズ Webex アプリ ユーザーは、代名詞機能を使用するかどうか、どのような代名詞を表示するか、その代名詞を誰と共有するかを選択できます。
これらはユーザーのオプションであり、以下の意味を持ちます。
- ユーザー本人のみが、自分の代名詞や代名詞の表示/非表示を変更できます。
- 代名詞や代名詞の表示/非表示を変更するには、Webex アプリのデスクトップ版を使用する必要があります。現在、モバイル版 Webex は代名詞や代名詞の表示/非表示の変更に対応していません。
- ユーザーが自分の代名詞を選択または入力しても、表示を [非表示] から変更して共有することを選択していない場合は、そのユーザーの代名詞は誰にも表示されません。
- ユーザーが代名詞を選択または入力すると、次の共有方法を選択できます。
非表示の代名詞: これは最もプライベートなオプションです。このオプションは、ユーザーが変更するまでデフォルトとして選択されます。
ユーザーの代名詞は、組織の管理者を含め、誰にも表示されることはありません。Webex 運用チームはこのデータにも他の ID データにもアクセスできますが、サービスの運用とサポートにどうしても必要な範囲に限られます。
- 組織のユーザー: ユーザーの代名詞はユーザーの Webex 組織の管理者を含む、組織内の他の Webex ユーザーに表示されます。
- ユーザーが自分の代名詞を共有すると、組織内の他の Webex ユーザーはユーザーがその後その代名詞に行うすべての変更を見ることができます。
- ユーザーは、いつでも代名詞の表示を [非表示] に変更できます。
ユーザーの代名詞が表示される場所
エンタープライズ Webex アプリ ユーザーが Webex で代名詞を共有すると、代名詞は Webex アプリの次の場所で、組織内の他の Webex ユーザーに表示されます。
- プロファイル メニュー
- 連絡先カード
- ダイレクト メッセージ スペースのヘッダー (モバイル版を除く)
- 連絡先のプロファイル (モバイル版を除く)
- ミーティング中の参加者リスト
- ミーティング中の参加者のビデオ
ユーザーが Webex に代名詞を入力するには
Webex ID ストアに、デフォルトで空になっている各ユーザーの代名詞フィールドがあります。
ユーザーの代名詞を Webex ID ストアに入力する方法は次のとおりです。
- ユーザーが Webex アプリから代名詞を選択または入力する。
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Webex が Active Directory から代名詞を同期する。
これができるのは、管理者が、代名詞フィールドを含む Active Directory 属性を Active Directory から Webex にマッピングしている場合だけです。同期後、代名詞は Webex ID ストアに保管されます。デフォルトでは、組織の管理者を含む全員に対し非表示になります。ユーザーには、プロファイルに同期された自分の代名詞が表示されます。
管理者が代名詞フィールドを Active Directory から Webex にマッピングしない場合 、代名詞は Webex ID ストアに入力しません。ユーザーが選択した場合、Webex アプリから代名詞を選択または入力できます。
いずれの場合も、ユーザーが表示を変更するまで、ユーザーの代名詞は非表示となります。
代名詞は、以下の方法では Webex ID ストアに入力できません。
- CSV インポート。管理者は CSV ファイルを使用して、ユーザーの代名詞を入力、読み取り、変更できません。
- Active Directory 以外のディレクトリ管理ツールからの同期。
- 管理者による手動のユーザー作成。
Webex で使用できる定義済みの代名詞リスト
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He/Him/His
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She/Her/Hers
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They/Them/Theirs
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Xe/Xem/Xyr
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Zie/Zir/Zem
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He/She/They
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He/She/Xe
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He/She/Zie
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Xe/Xem/Xyr
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He/They
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He/Xe
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He/Zie
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She/He
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She/They
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She/Xe
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She/Zie
カスタムの代名詞
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[ユーザーがカスタマイズ可能] のオプションにより、ユーザーは自分の代名詞を定義できるようになります。
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ユーザーはテキスト フィールドに最大 75 文字を入力できます。
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管理者はカスタムの代名詞を無効にできます。
各言語に特有の代名詞機能の差
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あらかじめ定義された代名詞のリストは、Webex アプリの英語版でのみ利用できます。
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カスタムの代名詞は、すべての Webex アプリの言語で利用できますが、カスタマイズ可能な代名詞を管理者が選んだ場合に限ります。
- その結果、ある組織で、自分の代名詞を選んで共有できるユーザーと、できないユーザーとが生じる可能性が残ります。
- 全ユーザーが、Webex アプリをどの言語で使用していても、自分の代名詞を入力および共有できるようにしたい場合、Control Hub で代名詞を許可する際に [ユーザーがカスタマイズ可能] を選ぶ必要があります。
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英語の Webex アプリのユーザーが別言語版のアプリを使うと、代名詞を選択するオプションが使用できなくなります。英語版を使っていた時に選択および共有した代名詞は、他のユーザーに表示されなくなります。
[ユーザーがカスタマイズ可能] を有効にしておくことで、こういったユーザーも引き続き代名詞を入力および共有できます。
さまざまなケースについては下の表をご覧ください。
代名詞機能の設定 | 英語の Webex アプリのユーザー | 他言語の Webex アプリのユーザー |
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代名詞を許可 がオフです |
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ユーザーが選択可能 |
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ユーザーがカスタマイズ可能 (オン時はデフォルト) |
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Webex アプリの代名詞属性にマッピングされている Active Directory の属性を同期させる |
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代名詞の詳細については、https://pronouns.org をご覧ください。
関連資料
- Webex アプリ ユーザーが代名詞を選択、共有、非表示にする場合は、「代名詞を設定する」でその方法を説明しています。
- Webex の代名詞に関する法的通知。