Webex 組織内の代名詞
Webex は新しく代名詞機能をお届けすることになりました。 この記事では、自分の組織のユーザーに対し、この選択を有効にする方法について説明しています。
この記事では、組織で代名詞を有効にする方法について説明しています。 あなたがエンタープライズの Webex アプリ ユーザーで、自分の代名詞を選択、変更、共有、非表示にしたい場合は、「代名詞を設定する」をご覧ください。
あなたの組織で本機能を使用しようとする場合、ポリシーや価値観に合わせて使用すること、それらのポリシーについてユーザーを教育すること、ユーザーが悪用を通報できるチャネルなど、本機能の使用に必要な安全措置を講じることは、組織の責任です。
「Webex の代名詞に関する法的通知」を読み、組織の Webex ユーザーに伝えてください。
1 | Control Hub (https://admin.webex.com) にサインインし、 に進みます。 |
2 | [ユーザー属性を編集] をクリックします。 |
3 | [プロファイルの属性] タブで[代名詞] セクションを探します。 代名詞の許可はデフォルトではオフになっています。
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4 | [代名詞を許可] をオンに切り替えます。 |
5 | ユーザーがカスタムの代名詞を追加できるかどうかを選択します:
このオプションは、代名詞を Active Directory と同期させている場合、利用できません。 ユーザーは、Active Directory から同期されている代名詞を見る (オプションで共有する) ことができますが、Webex アプリ経由では変更できません。 これで組織内の Webex アプリ ユーザーは、代名詞を設定できるようになります。 また、ユーザーは代名詞を共有するか、誰と共有するかを選択できます (ユーザーの代名詞は、共有を選択しない限り、デフォルトで「非表示」に設定されています)。 |
6 | (オプション) [代名詞を許可] をオフに切り替えると、組織全体で代名詞機能を無効にできます。 |
ユーザーの代名詞を制御するのは誰か
エンタープライズ Webex アプリ ユーザーは、代名詞機能を使用するかどうか、どのような代名詞を表示するか、その代名詞を誰と共有するかを選択できます。
これらはユーザーのオプションであり、以下の意味を持ちます。
- ユーザー本人のみが、自分の代名詞や代名詞の表示/非表示を変更できます。
- 代名詞や代名詞の表示/非表示を変更するには、Webex アプリのデスクトップ版を使用する必要があります。 現在、モバイル版 Webex は代名詞や代名詞の表示/非表示の変更に対応していません。
- ユーザーが自分の代名詞を選択または入力しても、表示を [非表示] から変更して共有することを選択していない場合は、そのユーザーの代名詞は誰にも表示されません。
- ユーザーが代名詞を選択または入力すると、次の共有方法を選択できます。
代名詞の非表示: これは最もプライベートなオプションです。 このオプションは、ユーザーが変更するまでデフォルトとして選択されます。
ユーザーの代名詞は、組織の管理者を含め、誰にも表示されることはありません。 Webex 運用チームはこのデータにも他の ID データにもアクセスできますが、サービスの運用とサポートにどうしても必要な範囲に限られます。
- 組織のユーザー: ユーザーの代名詞はユーザーの Webex 組織の管理者を含む、組織内の他の Webex ユーザーに表示されます。
- ユーザーが自分の代名詞を共有すると、組織内の他の Webex ユーザーはユーザーがその後その代名詞に行うすべての変更を見ることができます。
- ユーザーは、いつでも代名詞の表示を [非表示] に変更できます。
ユーザーの代名詞が表示される場所
エンタープライズ Webex アプリ ユーザーが Webex で代名詞を共有すると、代名詞は Webex アプリの次の場所で、組織内の他の Webex ユーザーに表示されます。
- プロファイル メニュー
- 連絡先カード
- ダイレクト メッセージ スペースのヘッダー (モバイル版を除く)
- 連絡先のプロファイル (モバイル版を除く)
- ミーティング中の参加者リスト
- ミーティング中の参加者のビデオ
ユーザーが Webex に代名詞を入力するには
Webex ID ストアに、デフォルトで空になっている各ユーザーの代名詞フィールドがあります。
ユーザーの代名詞を Webex ID ストアに入力する方法は次のとおりです。
- ユーザーが Webex アプリから代名詞を選択または入力する。
Webex が Active Directory から代名詞を同期する。
これができるのは、管理者が、代名詞フィールドを含む Active Directory 属性を Active Directory から Webex にマッピングしている場合だけです。 同期後、代名詞は Webex ID ストアに保管されます。 デフォルトでは、組織の管理者を含む全員に対し非表示になります。 ユーザーには、プロファイルに同期された自分の代名詞が表示されます。
管理者が Active Directory から Webex に代名詞フィールドをマッピングしていない場合、代名詞は Webex ID ストアに入力されません。 ユーザーが選択した場合、Webex アプリから代名詞を選択または入力できます。
いずれの場合も、ユーザーが表示を変更するまで、ユーザーの代名詞は非表示となります。
代名詞は、以下の方法では Webex ID ストアに入力できません。
- CSV インポート。 管理者は CSV ファイルを使用して、ユーザーの代名詞を入力、読み取り、変更できません。
- Active Directory 以外のディレクトリ管理ツールからの同期。
- 管理者による手動のユーザー作成。
Webex で使用できる定義済みの代名詞リスト
He/Him/His
She/Her/Hers
They/Them/Theirs
Xe/Xem/Xyr
Zie/Zir/Zem
He/She/They
He/She/Xe
He/She/Zie
Xe/Xem/Xyr
He/They
He/Xe
He/Zie
She/He
She/They
She/Xe
She/Zie
カスタムの代名詞
[ユーザーがカスタマイズ可能] のオプションにより、ユーザーは自分の代名詞を定義できるようになります。
ユーザーはテキスト フィールドに最大 75 文字を入力できます。
管理者はカスタムの代名詞を無効にできます。
各言語に特有の代名詞機能の差
あらかじめ定義された代名詞のリストは、Webex アプリの英語版でのみ利用できます。
カスタムの代名詞は、すべての Webex アプリの言語で利用できますが、カスタマイズ可能な代名詞を管理者が選んだ場合に限ります。
- その結果、ある組織で、自分の代名詞を選んで共有できるユーザーと、できないユーザーとが生じる可能性が残ります。
- 全ユーザーが、Webex アプリをどの言語で使用していても、自分の代名詞を入力および共有できるようにしたい場合、Control Hub で代名詞を許可する際に [ユーザーがカスタマイズ可能] を選ぶ必要があります。
英語の Webex アプリのユーザーが別言語版のアプリを使うと、代名詞を選択するオプションが使用できなくなります。 英語版を使っていた時に選択および共有した代名詞は、他のユーザーに表示されなくなります。
[ユーザーがカスタマイズ可能] を有効にしておくことで、こういったユーザーも引き続き代名詞を入力および共有できます。
さまざまなケースについては下の表をご覧ください。
代名詞機能の設定 | 英語の Webex アプリのユーザー | 他言語の Webex アプリのユーザー |
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[代名詞を許可] がオフ |
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ユーザーが選択可能 |
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ユーザーがカスタマイズ可能 (オンになっている場合はデフォルト) |
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Webex アプリの代名詞属性にマッピングされている Active Directory の属性を同期させる |
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代名詞の詳細については、https://pronouns.org をご覧ください。
関連資料
- Webex アプリ ユーザーが代名詞を選択、共有、非表示にする場合は、「代名詞を設定する」でその方法を説明しています。
- Webex での代名詞に関する法的通知。