Cisco Webex Training の既知の問題と制限

Webex Meetings および Webex 録画サービスによって作成されるリンク

セキュリティの継続的な向上の一貫として、Cisco は Webex Meetings Suite と Webex 録画サービスでの URL 生成で使用される暗号化キー管理の改善を行っています。 この変更ため、これらのサービスにより生成された既存のリンクが更新され、場合によりユーザーは新しいリンクをリクエストするための申請が必要になります。

メジャー アップグレード後に参加の読み込み時間が長くなる

通常のサービスパックのリリースに含まれる新機能より多くの新機能を持つメジャー Webex Meetings Suite のアップグレード後、より多くのファイルをダウンロードしてインストールする必要があるため、読み込み時間が長くなる場合があります。 読み込み時間は、お使いのネットワークの帯域幅とダウンロード時のトラフィック量により異なります。 通常、読み込み時間は 20 秒 - 3 分以上かかります。

参加している代理主催者によって主催者の役割が引き継がれる

一部の状況で、たとえ主催者がミーティングまたはセッションに参加中であっても、ミーティングに参加した代理主催者により主催者の役割が引き継がれる場合があります。 この場合、代理主催者は主催者の役割を主催者に再割り当てしてください。

Windows 10 のマルチモニター サポート

プライマリスクリーンの解像度より高い解像度を持つセカンダリスクリーンから共有を行うと、共有コンテンツの一部が切れて表示されたりすることがあります。 この問題を解決するには、Windows の画面設定で大きい方のスクリーンをメインディスプレイに設定します。

Microsoft Office 2013 以降のサポート

  • Microsoft Office 2013 がインストールされている環境で PowerPoint ファイルの共有を行うと以下の機能には対応しなくなります:

    • アニメーションとトランジション

    • ビデオまたは音声が埋め込まれたファイル

    • UCF Toolkit

  • 情報タブをカスタマイズしている場合、一部のカスタム要素がサポートされていない場合があります。 Webex ミーティングで適切に表示されることを確認してください。

  • 以下の問題が発生するケースも見られます。

    • スライド中の文字と色がわずかに異なる場合があります。

    • 一部のグラフィック要素がスライドから抜け落ちることがあります。

    • スライド中の字体がぼやけたり、元の字体と異なることがあります。

    • シェープのサイズが元のサイズと異なることがあります。

  • PowerPoint プレゼンテーションのオブジェクトが編集モード時に適切に表示されない場合、スライドショービューから自動的に削除されます。しかし、Webex ミーティング中にファイルが共有されるとオブジェクトは引き続き表示されます。

  • パスワードで保護された PowerPoint 2013 ファイルはファイル共有機能で共有することができません。 アプリケーション共有またはデスクトップ共有機能を代わりに使用します。

  • Windows 8 環境ではファイル共有機能を使って Excel 2013 ファイルを共有することはできません。 アプリケーション共有または画面共有機能を代わりに使用します。

  • Windows 8 (64-bit) 環境ではファイル共有機能を使って Word 2013 (64-bit) ファイルを共有することはできません。 アプリケーション共有または画面共有機能を代わりに使用します。

Microsoft Office PowerPoint

Microsoft PowerPoint 2007 以降、ウェブページからコピーされたテキストでメモに張り付けられたものは適切に描画されない場合があります。 いったん Microsoft Word または Microsoft メモ帳にテキストを張り付け、それからそのエディタからメモパネルに張り付けることでこの問題を回避することができます。

アバターのイニシャル

写真が利用できない場合に、ユーザーの名の最初の文字とユーザーの姓の最初の文字がアバターで使用されます。 2 文字以上で構成されるミドルネームを持つユーザーは 3 文字になってしまうため正確に表示されません。例えば、「Mary Van Buren」および「Robert Smith Jr.」は、それぞれ「MB」および 「RJ」のように表示されます。

共有ドキュメントの表示品質

Webex Meetings はネイティブサポートされていないプリンタドライバーのインターフェイスを使用します。 例えば、Microsoft Word、Excel、Adobe PDF ドキュメントなど、Print Driver モードで共有されるドキュメントのプレゼンテーション画質は、実際のプリンターで印刷した印刷物と比べて見劣りします。 この問題は、ドキュメントにイメージやテキストが含まれている場合にはより明確になります。

ストリーミング メディアの共有

出席者のビデオ解像度は 480p で最適化されます。 高解像度のビデオファイルは (640 X 480) 解像度に調整されます。 今のところ次のメディアファイル形式をサポートしています: WMV、WMA、WAV、MP3、ASF、AVI、MPG、MPEG、FLV、F4V、および MP4。

プレゼンタ側のビデオファイル共有の推奨システム要件

  • VGA ファイルでは Core2-Duo E6750 @ 2.66GHz 以上が必要

  • AMD 9650 2.3GHz (4 core) 8GB を推奨

  • Intel® Core™ 2 Duo -E7400 2.8GHz 2.79GHz を推奨

HD ビデオ

HD ビデオはメインセッションでのみ利用できます。 ブレイクアウト セッションは今のところ未対応です。

高画質ビデオ

ストリーミングビデオ共有はメインセッションでのみ利用できます。 ブレイクアウト セッションは今のところ未対応です。

OS の制限

Solaris または Linux を使用する場合、次のことは実行できません:

  • UCF PowerPoint アニメーションおよびトランジションの表示

  • セッション開始前のコース教材のキャッシュ

  • 出席者の準備完了インジケータの表示

  • Webex Meetings 統合型ビデオの使用

  • Webex Meetings レコーダーによるセッションの録画または Webex 録画エディタを使用した編集

  • Solaris または Linux 上でトレーニングセッションの録画ファイル (WRF 形式) を再生

  • PCNow の使用

  • Microsoft Outlook インテグレーション のインストール

  • ハンズオンラボの実施

Linux プラットフォームは新しいインターフェイス、トレーニングコントロールパネル、ストリーミングビデオ共有、コンピューター音声強化、新しい参加者パネル、高画質ビデオのビヘイビア、フルスクリーンビデオのビヘイビアに対応していません。

Linux で、プレゼンターは Microsoft Office、Open Office、または Star Office ファイルを共有できません。 UCF ファイル共有のみがサポートされています

Mac プラットフォームを使用する場合に実行できないこと:

  • Microsoft Outlook インテグレーション のインストール

  • パネル内で PowerPoint ノートを表示

  • クイック スタートの使用

  • フルスクリーンでのドキュメント、アプリケーションおよびデスクトップ共有セッション中のオプショントレイからの招待およびリマインド

  • ハンズオンラボオプションの設定

  • ローカル Webex Meetings レコーダーでのローカルコンピューターへのセッションの録画、または Webex 録画エディターによる編集 (.WRF 形式のみ)

その他の Mac の制限

  • Mac ユーザーは同時に 1 つのセッションのみ参加できます。

  • Mac 環境の主催者が Mac 環境の出席者にプレゼンタの役割を指定するのと同時に投票リスト、招待オプション、または Q&A タブオプションが開いている場合、新しいプレゼンタがフルスクリーンに設定しているか、アプリケーションあるいはデスクトップ共有を行っている場合、これらのオプションは自動的に閉じません。

  • Mac を使用する主催者は、Webex Meetings ネットワーク録画の閲覧中にセッションを開始することができません。

  • 長文のメッセージを入力しても、チャットと Q&A テキストボックスにスクロールバーが表示されない

  • テスト中に出席者がプレゼンタの役割を担った場合でも、その主催者はテストを継続できます。

  • デスクトップ共有中に、出席者はプレゼンタの共有メニュ-を見ることができます。(プレゼンタが Intel Mac を使用している場合)

  • デスクトップ共有中に、プレゼンタが [セッション オプション] トレイから出席者をブレイクアウト セッションに割り当てようとした場合、プレゼンタがデスクトップのどこかをクリックすると、パネルが [割り当て] ダイアログと重なり消えてしまいます。

  • 投票のスクロールバーのスペースは常に空いています。(実際にはスクロールバーは表示されません)

デスクトップ共有中に開いているウィンドウの上部には常にセッション オプションが表示されます。セッション オプション トレーから他の機能が使用できます。

注目度のトラッキング

Solaris または Unix を使用する出席者で、セッション中にテストを行う場合、彼らがセッションに参加しテストを完了する限り、常に注目していると見なされてしまいます。

繰り返しセッションの登録

単一の繰り返しセッションの場合、後のセッションの登録済み出席者が、プレゼンタにより手動で、現在進行中のセッションに招待された場合、彼らは元々登録していたセッションのための登録を失い、使用状況レポート中には、現在のセッションの出席者として記録されます。

メタデータ名

SCORM 2004 のためにデータを入力するとき、メタデータ名には一部の特殊文字を含めることはできません。例え元々のセッションタイトルにこれらの文字が含まれている場合も同様です。

メールリンクからの登録

出席者がセッションの登録に招待され、そのためにメールリンクをクリックすると、登録フォームに名前があらかじめ入力されていません。

主催者アカウントファイル

あなたの主催者ユーザーアカウントが削除された場合でも、あなたのファイルはサイトのストレージ領域の割り当てに含まれています。

ネットワーク録画

  • ネットワーク録画レコーダーは、次のものに関して録画することができません:

    • 主催者とのプライベート チャット セッション

    • 投票結果 (出席者との間で共有される場合を除く)

    • テストとブレイクアウトのセッション

  • Webex Meetings 高度録画形式 (.ARF) ファイルは UCF ビューアでサポートされています。

クイック スタートの無効化

サイト管理者がセッションタイプでクイックスタートを無効化していて、このセッションタイプでスケジューリングテンプレートを保存すると、クイックスタートがテンプレートオプションで引き続き表示されます。 しかし、セッションではクイックスタートページは表示されません。

Firefox ブラウザでダイアログボックスを閉じる

Firefox を使用中に [閉じる] または[OK] ボタンを押してもダイアログウィンドウが閉じないことがあります。これは Firefox に限った技術的な問題です。

Macintosh のその他の機能

このリリースで強化された機能は Windows、Solaris、および Linux で利用できます。 このリリースの後、Macintosh 向けにさらに多くの機能サポートが改善され利用できるようになります。

ビデオシステム:

Webex Training は、ビデオ システムからのセッションの開始または参加をサポートしていません。 たとえば、Webex Board、Webex Room Kits、デスクまたは会議室システムなどから参加することはできません。