SIP アドレス形式

Control Hub で組織全体のサブドメインを指定すると、Webex SIP アドレスが自動的に作成されます。これらの形式は、.calls.webex.com(ユーザー用)および .rooms.webex.com(会議室、卓上、および Board デバイス用)を使用します。SIP アドレスの形式は、ユーザーの場合は username@example.calls.webex.com、デバイスの場合は workspacename@example.rooms.webex.com となります。

  • は、Webex 組織のサブドメインに入力する値です。

  • username@example は、トップレベルドメインを使用しないWebexクラウドのユーザーIDまたはメールです。

  • workspacename は、ミーティングルームや共有スペース名など、共有デバイスを含むワークスペースに割り当てるカスタム名です。たとえば、Tangram BoardroomReception です。

サブドメインの値

希望するいかなる値も入力できますが、組織に所属していることが簡単に判別できる値を入力してください。Control Hub のガイドラインに従って、あなたの組織を特定できるサブドメインを選択します。従うべきガイドラインは、以下のとおりです。

  • 値は一意である必要がありますが、通常、会社名です。

  • サブドメインには文字と数字を組み合わせることができます (最大 63 文字)。

サブドメインエラーとソリューション

  • 無効なサブドメイン名—サポートされていない文字を使用しています。文字および数字のみで値を入力してください。

  • 使用不可。別の名前を試してください—ドメインはすでに使用されています。別の値を試して、使用できるかどうかをチェックします。

問題がある場合は、連絡先に連絡してサポートを求めてください。

Webex SIP アドレスとユーザー

ユーザーは、https://user.webex.com/のUser HubのProfile に移動して、Webex SIPアドレスを検索できます。割り当てられた SIP アドレスが [Calling ] セクションに表示されます。

ユーザーの Webex SIP アドレスは、TLS 設定のある任意の SIP 電話からダイヤル可能です。詳細については、「Webex クラウド間およびクラウドへのビジネスツービジネス (B2B) SIP 通話の要件」を参照してください。

ユーザーがディレクトリ検索を通じてコールするとき、Webex SIP アドレスは、Webex Calling 電話からルーティングし、ユーザーの電話と Webex アプリ アプリに同時にコールを配信するために使用されます。

Webex アプリ(Unified CM)またはハイブリッド通話での通話の場合、SIP アドレスはクラウドに着信するコールを特定のユーザー(例のユーザー名 )にルーティングします。ユーザーからの発信の場合、Webex SIP アドレスは発信元 ID として使用されます。一方、Webex アプリ (Unified CM) ユーザーまたはハイブリッド通話ユーザー間のオンプレミスのディレクトリ URI ダイヤルは、ユーザーの Webex アプリ アプリと卓上電話の両方を呼び出します。

  • 発信者の観点から、社内ディレクトリ URI をダイヤルすると、Webex アプリ アプリとオンプレミスの電話の両方を鳴らす通話が発生します。

  • 特定のコール シナリオでは、Webex SIP アドレスはコール履歴で発信者 ID として表示されます。これらのケースにおいて、ユーザーはSIP アドレスにコールバックできます。

  • 会社はルーティングアドレスとしてSIP アドレスの使用を選択できます。Webex アプリ (Unified CM) で通話を使用し、ユーザーのディレクトリ URI を連絡可能な SIP アドレスとして公開する場合は、この選択をお勧めします。

Workspace 内の Webex SIP アドレスおよび Webex デバイス

Webex SIP アドレスは、ビジネス間の通話と Webex SIP アドレス コールバックを可能にします。Webex Workspaces には、workspacename@example.rooms.webex.com の形式で Webex SIP アドレスが割り当てられます。

Webex デバイスのハイブリッド通話の場合、Control Hub で会議室、卓上、または Board デバイスをワークスペースとして割り当てます。会議室デバイスのワークスペースに対してハイブリッド通話を使用することは、クラウド登録デバイスがプレミス通話制御環境からディレクトリ番号を取得し、Cisco Unified 通信マネージャーを通してすべての通話をルーティングすることを意味します。クラウド登録の Webex デバイスは既存の PSTN インフラストラクチャを使用します。