Windows または Mac デスクトップ上に複数の開いた通話クライアントがある場合、シスコ ヘッドセット モデルでコール制御機能を保持できます。 開いているすべてのアプリケーションにボタンの押下をブロードキャストするのではなく、ヘッドセット制御は一度に 1 つの通話アプリケーションにのみ影響します。

たとえば、Webex アプリでアクティブな通話をミュートしてから、Jabber UI を介して着信 Bluetooth (Jabber) 通話に応答できます。 Jabber call 中は、ヘッドセットを介した通話制御が Jabber だけに影響があります。 Jabber call が完了すると、Webex コールを再開し、ヘッドセットから通話制御を維持できます。

デスクトップ上で複数の通話アプリケーションを開いている場合は、次の注意が必要です。

  • 別のアプリケーションで着信通話に応答すると、アクティブ コールが自動的に保留になります。 別の通話アプリで着信通話に応答する前に、必ず 1 つのアプリケーションでコールを保留またはミュートしてください。

  • マルチアプリコントロールは、Webex® または USB ケーブルを使用した Webex (バージョン 41.8 以降) および Jabber (バージョン 14.1 以降) でのみ利用できます。

次の表に、マルチアプリをサポートするヘッドセットの最小ファームウェア要件を示します。

表 1. ファームウェアの最小要件

ヘッドセットのモデル

ファームウェアのバージョン(Firmware version)

シスコ ヘッドセット 320 シリーズ

ヘッドセットファームウェア 2.4 (1) 以降

シスコ ヘッドセット 520 シリーズ

ヘッドセットファームウェア 2.3 (1) 以降

Cisco Headset 530シリーズ

ヘッドセットファームウェア 2.3 (1) 以降

Cisco ヘッドセット 560 シリーズ

ヘッドセットファームウェア 2.1 (1) 以降

Cisco ヘッドセット 730

ファームウェアのバージョン 1-6-0-150 以降

ファームウェアバージョン 1-3-12 以降