Webex Callingでは、オーディオにOpusコーデックを使用することで通話品質を最適化しています。ほとんどのクライアントは Webex Callingプラットフォーム上でOpusをサポートしており、可能な場合にはメインコーデックとして音声通話に使用されます。

G.711はユニバーサルコーデックです。G.729コーデックのみの通話をサポートしていません。コーデックリストにG.729のみ含まれている場合、正しく機能しないコールフローが発生する可能性があります。したがって、すべての Invite にはG.711コーデックを含める必要があります。

Opus は、Webex App クライアントとすべてのマルチプラットフォームフォンでサポートされています。アナログ電話アダプタおよび DECT 電話は Webex Calling プラットフォームで Opus をサポートしていません。OpusはほとんどのPSTNプロバイダーでもサポートされておらず、そのためG.711が使用されています。

Opus コーデックは、以下のコール フローでサポートされています。

  • Webex アプリ (デスクトップ) <—> Webex アプリ (デスクトップ)

  • マルチプラットフォーム フォン <—> マルチプラットフォーム フォン

  • マルチプラットフォーム フォン <—> Webex アプリ (デスクトップ)

  • マルチプラットフォーム フォン <—> 自動音声応答

  • マルチプラットフォーム フォン <—> ボイスメール

  • Webex アプリ (デスクトップ) <—> 自動音声応答

  • Webex アプリ (デスクトップ) <—> ボイスメール

  • Webex アプリ (モバイル) <—> Webex アプリ (モバイル)

各コーデックは、各オーディオ ストリームに対して 70-80kbps の帯域幅を消費します。社内エンタープライズでは 2 つの音声ストリーム (200kbps) が必要であることに留意して、ネットワーク上の音声ストリームあたり 100 kbps を許可することを推奨します。