概要

政府版 Webex が、既存の FedRAMP 認証された Cisco Webex Meetings サイトをご利用のお客様にもご利用いただけるようになりました。

政府版 Webex にアップグレードすると、すぐに Video Platform 2.0 が提供され、ビデオを中心とした魅力的な新しい体験、新しいイベント、ストリーミング、分析およびトラブルシューティング用 Control Hub などが利用できます。

また、Webex アプリを導入することで、メッセージング、通話、会議などを統合的に行うことができます。Webex は、リアルタイムまたはいつでも使える、すべてがそろった魅力的かつインテリジェントなアプリです。卓越したエクスペリエンスを生み出し、共同作業を大幅に改善します。

既存の FedRAMP 認定 Cisco Webex Meetings サイトでは、新しい政府版 Webex システムとの認定された相互接続によって提供されるいくつかのサービスを利用するようになりました。

この相互接続により新しいデータフローが 2 つのシステム間に導入され、高度な分析と SIP 通話ができるようになります。詳細については https://max.gov. をご確認ください。

この記事の残りの部分では、アップグレードの準備、スケジュール設定、検証について説明します。政府版 Webex にアップグレードするメリットの詳細については、こちらをご覧ください。

ネットワークの準備

アップグレードのスケジュールを設定する前に、政府版 Webex クラウドに接続できるようにネットワークを準備する必要があります。

政府版 Webex のネットワーク要件」を読み、ネットワーク内の Webex ユーザーが安全に Webex サービスに接続できるようにするために、どの IP レンジ、ポート、プロトコルを許可すればよいかをご確認ください。

また、ネットワークの準備に関するこちらの録画もご覧いただけます。

お客様のミーティング サービスの障害を最小限に抑えるため、アップグレードの前にネットワークの準備をしていただく必要があります。

ID 管理

政府版 Webex は、すべてのユーザーを電子メール アドレスで一意に識別する強固な ID モデルを採用しています。これらの ID は、Control Hub と呼ばれるオンライン ポータルで管理している組織に関連付けられています。Control Hub では、管理者は組織全体のユーザー ライセンスとセキュリティ ポリシーを簡単に定義し、制御できます。

メール ドメインはユーザーと組織を結びつける最も大きな特性です。そのため、アップグレードを行う前に、ユーザーを特定するすべてのメール ドメインのリストが必要です。

たとえば、example.gov はアドレスuser.name@example.govのメールドメインです。

ご提供いただいたドメインを使用して、ドメインの検証と政府版 Webex を使用する組織用のドメインの要求ができます。ドメインの要求とは、Webex クラウド全体でそのドメインのユーザーをコントロールできる政府版 Webex の機能です。ユーザーが政府版 Webex 以外で仕事用アカウントのメール アドレスを使用することを防ぎ、コンテンツに関するポリシーを適用するのに役立ちます。

アップグレード中に既存の Webex ミーティング サイトを Control Hub にリンクするため、ご希望に応じて新機能やユーザー ライセンスを管理できます。政府版 Webex の ID 管理では、サイト リンクを使用して現在の Webex サイト管理ユーザーの操作を拡張します。Control Hubでアクティブな Webex ユーザーが自動的に作成され、Webex のライセンスや設定は既存の Webex サイト管理ポータルから引き継がれます。

アップグレードのスケジュール設定

アップグレードのスケジュールを設定する前に、専任の TAC チームにいくつかの情報をご提供いただく必要があります。該当する情報を収集し、記録してからお電話をいただくとプロセスを早めることができます。

1

政府版 Webex のアップグレード リクエスト フォームをダウンロードして記入してください。

PDF フォームに記入するか、紙に印刷して記入してください。

2

米国内の専用 Cisco FedRAMP テクニカルアシスタントセンター (TAC) へのお問い合わせは、877-669-1782 までお電話ください。

また、通常のWebex サポートチャネルをご利用いただければ、適切なチームにご案内いたします。

アップグレード時の注意点

政府版 Webex へのアップグレードは、サイトの通常のメンテナンス期間中にスケジュールされます。アップグレード中の業務への影響を最小限に抑えるために、次のご対応をおすすめします。

  • ユーザーがミーティングに参加する際は、Webex Meetings を使用するか、コールインします。アップグレード中は、ビデオ デバイスでミーティングに参加する際に問題が生じたり、ミーティングが中断したりする可能性があります。

  • 参加者に問題が発生している場合は、ミーティングの主催者がミーティングを再開してください。

アップグレードの検証

いくつかの簡単なテストを行って、アップグレードの検証を行うことを強くおすすめします。

1

Outlook、Webex デスクトップ アプリケーション、Web ページから会議のスケジュール、開始、参加を行います。

2

テスト ミーティングでコンピュータの音声とビデオをテストします。コールインとコールバックをテストします。

3

ビデオ デバイスからテスト ミーティングに参加します。デバイスの音声、ビデオ、共有機能を確認します。

メッセージングおよびデバイス ライセンス

アップグレードには、メッセージングとデバイスの 100 ライセンスが含まれています。また、追加ライセンスや ProPack ライセンスを取得できます。ライセンス リクエストを送信するには、コラボレーション アカウント マネージャーまたは Cisco コラボレーション パートナーにお問い合わせください。