Dialogflow CX でカスタム パラメータを設定する
Webex Contact Center の発信者と仮想エージェントの間の会話は、リクエスト応答メカニズムを通じて行われます。Webex Contact Center アプリケーションは、次の方法で、発信者からリクエストを Google DialogFlow CX エージェントに送信します。
- API コール。
- 仮想エージェント V2 アクティビティで設定されたイベント出力変数。
Google Dialogflow CX は、応答メッセージを Webex Contact Center IVR アプリケーションに送信し、発信者にメッセージを送信します。Google Dialogflow CX フルフィルメント機能の一部として、システムは応答メッセージでカスタム パラメータを IVR アプリケーションに送信します。たとえば、Google DialogFlow CX で次のカスタムパラメータを設定できます。AI エンジンは、応答からこれらのパラメータをピックアップし、それに応じて後続の要求(次の API 要求)のパラメータを処理します。
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wxRecognitionModelName–音声音声を認識するモデルの名前を示します。パラメータ値を設定するには、「モデルの選択」を参照してください。Google Dialogflow CX アプリケーションは、API 応答でパラメータを送信します。これにより、音声を認識するトレーニング済み学習モデルを使用して音声ファイルを処理できます。 -
wxRecognitionModelVariant- 指定された音声モデルのバリエーションを示します。パラメータ値を設定するには、SpeechModelVariant を参照してください。 -
wxCallCompletion- エージェント転送、セッションの終了、発信者の切断などの終了イベントで、Google Dialogflow CX システムでコールを「完了」としてマークできます。このパラメータを設定しない場合、コールがクライアント側で終了しても、Dialogflow システムで接続されたままになります。したがって、Google 分析レポートには間違ったデータが表示されます。コールを終了するには、Google Dialogflow CX コールの開始時に、パラメータ値を「true」に設定してください。このパラメータを有効にすると、システムは同じフロー内の終了イベント後に同じ仮想エージェントへの移行を許可しません。
Google Dialogflow CX フルフィルメント機能を使用して、パラメータ値を設定またはオーバーライドできます。詳細については、「フルフィルメント 」を参照してください。
フルフィルメント用のパラメータを設定するには、次の手順を実行します。
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Google Cloud Platform コンソールで、Dialogflow CX コンソールに移動します。 |
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Dialogflow CX コンソールで、プロジェクトとエージェントを選択します。 |
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CX エージェント画面で、[ビルド] タブに移動します。
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[フルフィルメント] 設定ペインで、[パラメータプリセット] セクションに移動し、[パラメータの追加] をクリックします。 |
| 5 |
必要なパラメータを追加します。 |
| 6 |
[保存] をクリックします。 |