概要

ユーザーが Webex ミーティングに参加するたびに、主催者および使用状況に関する情報を含むミーティング関連の個人情報が収集され、メタデータとして Cisco のデータ センターに保存されます。 Meetings の主催者が使用状況に関する情報として収集される情報を確認するには、Webex Meetings プライバシー データシートを参照してください。

前提条件

  • ユーザーの Meetings 主催者および使用状況に関する情報を削除するには、組織のフル管理者である必要があります。これには、Webex Meetings のエンタープライズまたはオンラインの有料登録が必要です。
  • ミーティング参加者については、Webex Meetings 主催者および使用状況に関する情報の削除は、ミーティング レベルではなく、ユーザー レベルで実行されます。 ユーザーがミーティング データの削除を要求した場合、この機能では主催者および使用状況に関する情報のみが削除されます。 ユーザー情報やユーザーが生成した情報など、ユーザーの他のデータは影響を受けません。 ユーザー情報とユーザーが生成した情報を削除するには、別の削除アクションを実行する必要があります。
  • 外部ミーティングに出席したユーザーが、その外部組織に自分の主催者および使用状況に関する情報を削除してもらう場合は、外部組織のフル管理者に対して、これらのミーティングに関連付けられた主催者および使用状況に関する情報の削除を依頼する必要があります。
  • 登録済みの Webex Meetings ユーザーでなく、Webex Meetings アカウントを所有していない外部のミーティング出席者は、この機能を使用できません。

フル管理者に、Meetings 主催者および使用状況に関する情報の削除を依頼できるユーザーのタイプは、次の表のとおりです。

主催者および使用状況に関する情報の削除を依頼できるユーザーのタイプMeetingsの主催者のタイプMeetings の主催者および使用状況に関する情報を削除できるユーザー
内部の出席者と主催者
  • エンタープライズのお客様
  • オンライン有料登録
ユーザーが所属する組織のフル管理者
Webex アカウントを所有する、外部ミーティングの出席者
  • エンタープライズのお客様
  • オンライン有料登録
外部組織のフル管理者
Webex アカウントを所有しない、外部ミーティングの出席者
  • エンタープライズのお客様
  • オンライン有料登録
サポートなし
すべてのユーザー
  • オンライン無料アカウント所有者
サポートなし (Webex Meetings はこのミーティング タイプの主催者および使用状況に関する情報を保存しないため)

Webex Meetings 主催者および使用状況に関する情報が表示される場所

Meetings 主催者および使用状況に関する情報は、次の場所に表示されます。

Control Hub で削除される Webex Meetings の主催者および使用状況に関する情報

  • 削除を依頼したユーザーが会議主催者の場合、その主催者のすべてのミーティング記録が削除されます。これらのミーティングにおける各出席者の主催者および使用状況に関する情報も削除されます。
  • 削除を依頼したユーザーがミーティング出席者の場合、リクエストしているユーザーの Meetings の主催者および使用状況に関する情報のみが、ミーティング主催者のミーティング記録から削除されます。
    • ミーティングの共同主催者は、ミーティング出席者とみなされます。このツールでは、ミーティングをスケジュールしたミーティング主催者のみが主催者とされるためです。
  • 集計された匿名化データは、このツールでは削除されません。

フル管理者は、Meetings の主催者および使用状況に関する情報の削除リクエストを 1 日あたり 3 つまで送信できます。

1

Control Hub にサインインして、 [アカウント] > [プライバシー] の順に移動します。

2

[削除を開始] を選択します。

3

削除するユーザーを選択し、[次へ] をクリックします。

4

トラブルシューティングおよび Cisco の内部診断ツールからもミーティングのメタデータを削除する場合は、[Control Hub のトラブルシューティングと Cisco の内部診断ツールから Meetings の主催者および使用状況に関する情報を削除] ボックスのチェックをオンにします。

5

メタデータを削除する期間 (7、30、90、180 日) を選択し、[次へ] をクリックします。

6

削除を選択した項目を確認し、[次へ] をクリックします。

7

[Meetings の主催者および使用状況に関する情報は完全に削除され、元に戻せないことを確認しました] ボックスのチェックをオンにしてから、[削除] をクリックします。

開始した Meetings 主催者および使用状況に関する情報の削除プロセスの進行状況を確認できます。

1

Control Hub にサインインして、 [アカウント] > [プライバシー] の順に移動します。

2

[既存の削除を表示] を選択します。

Meetings メタデータの削除プロセスが失敗した場合、クリックすると、エラーを修正する方法を確認できます。

質問 フル管理者が、7 日以内のデータを削除できないのはなぜですか。

回答 Cisco では、進行中のデータ同期やデータベース操作の中断を回避するため、7 日間分の Meetings 主催者および使用状況に関する情報を保持します。 この 7 日間分のデータを削除するには、あとで削除を依頼する必要があります。

質問 Meetings 主催者および使用状況に関する情報の削除を実施すると、集計されている、個人情報を含まない Meetings レポートも影響を受けますか。

回答 いいえ。この機能は、データ主体のプライバシーに対処することを目的とし、ユーザーの Meetings 使用に関連付けられた主催者および使用状況に関する情報のみを削除します。 個人データを含まない集計分析は影響を受けません。 たとえば、組織が過去 90 日間に開催したミーティングの総数に影響はありません。

質問 Meetings 主催者および使用状況に関する情報の削除に、最大 30 日かかるのはなぜですか。

回答 パフォーマンスと応答時間を最適化するため、Webex Meetings プラットフォーム上の主催者および使用状況に関する情報は、削除リクエストが受理されてから 14 日以内に削除されます。 Webex Meetings のサブプロセッサによって処理される主催者および使用状況のデータの削除には、最大で 30 日かかる場合があります。