責任分担表の概要

RACI のマトリックスは、以下のように、専用インスタンスのデプロイに関するさまざまな分野の責任レベルを示します。

  • R = 実行責任者 - タスクの実行の責任を負う実行責任者 (例:タスクを完了する作業を行っている実際の人) です。

  • A = 説明責任者 - タスク完了の最終的な説明責任があります。 説明責任者は、実行責任者が行う作業を承認する必要があります。

  • C = 相談先 - タスクを完了するための情報を提供するチーム メンバーです。 このメンバーとのコミュニケーションは双方向です。

  • I = 報告先 - タスクの状況について報告を受けるチーム メンバーです。 これらのメンバーとのコミュニケーションは一方向です。

パートナー オンボーディング

アクティビティ

顧客

パートナー

Cisco

備考点

パートナーの接続に関するアンケート (PQ)

R

A

パートナーは、接続を可能にするためのパートナー アンケート (PQ) の記入を完了する責任があります

クラウド インフラストラクチャの構築

I

A+R

Cisco は、パートナーが専用インスタンスに接続するために必要なすべてのクラウド インフラストラクチャを構築します

パートナーの接続

A+R

C

パートナーは、専用インスタンスを使用するために必要なすべての接続を提供します

パートナー構内のインフラストラクチャ

A+R

C

パートナーは、専用インスタンスに必要なすべてのパートナー構内設備に責任があります

クラウド IP アドレス指定

I

A+R

Cisco は、クラウド ソリューションの内部で IP アドレスを指定する責任があります

パートナー IP アドレス指定

A+R

C

パートナーは、すべてのパートナー アドレスに責任があります

インターネット

I

I

A+R

Cisco は、専用インスタンスでコア アプリにインターネットを提供する責任があります (使用事例 - MRA、RedSky インテグレーション、APNS など)

顧客オンボーディング

アクティビティ

顧客

パートナー

Cisco

備考点

CCW の発注

C

A+R

I

パートナーは、Webex Calling の注文を行い、専用インスタンスを選択する責任があります

注文保留のリリース

I

I

A+R

Cisco は注文を確認した後、リリースする責任があります

顧客の接続 – パートナー接続

C

A+R

C

パートナーは、顧客を専用インスタンスに接続する責任があります

顧客の接続 – ダイレクト接続*

A+R

A+R

R

顧客またはパートナーは、顧客ネットワークを専用インスタンスに接続する責任があります

クラウド インフラストラクチャ

I

I

A+R

Cisco は、顧客がサービスを活用するために必要なクラウド インフラストラクチャ (計算、ネットワーク、SBC) に責任があります

コア アプリケーションの構築

I

I

A+R

Cisco は、クラウドでのコア アプリケーションの構築に責任があります

コア監視設定

A+R

Cisco は、コア アプリケーションの監視をセット アップします

運用準備テスト

I

I

A+R

Cisco は、コア アプリケーションを顧客またはパートナーに引き渡す前に、基本機能をテストします

PSTN アクセス – BYO PSTN*

A+R

A+R

C

顧客またはパートナーは、専用インスタンスへの PSTN 接続に責任があります

プロビジョニング ツール*

A+R

A+R

C

顧客またはパートナーは、プロビジョニング ツール (サード パーティ) に責任があります

アプリケーション レベルの設定* (ダイヤル プラン、ルート グループなど)

A+R

A+R

I

顧客またはパートナーは、顧客の要件を満たせるようアプリケーションの設定を完了する責任があります

アプリケーションの設定のトラブルシューティング*

A+R

A+R

C

顧客またはパートナーは、Cisco TAC のアシスタンスを受けながら、アプリケーション レベルの設定をトラブルシューティングする責任があります

顧客構内インフラストラクチャと設定*

A+R

A+R

I

顧客またはパートナーは、顧客が専用インスタンスを使用できるようにするために必要な顧客の構内インフラストラクチャまたは設定に責任があります

パートナー構内インフラストラクチャと設定 (SBC、PSTN...)

A+R

I

パートナーは、顧客が専用インスタンスを使用できるようにするためのパートナー構内インフラストラクチャまたは設定に責任があります

ユーザー承認テスト*

A+R

A+R

I

顧客またはパートナーは、専用インスタンスで本番環境に移行する前に、すべてのインテグレーションの実行とテストに責任があります

顧客オンボーディングと移行*

A+R

A+R

I

顧客またはパートナーは、専用インスタンスへの問題のない移行に責任があります

オンボーディングの問題のトラブルシューティング*

A+R

A+R

C

顧客またはパートナーは、オンボーディングの問題や初日に起こる問題への対処に責任があります

*顧客とパートナーが交わしたサポートの取り決めに応じて、顧客またはパートナーがこれらの特定の責任を負う場合があります

運用

アクティビティ

顧客

パートナー

Cisco

備考点

専用インスタンスで広く見られる問題 (1 つのクラスターまたは複数のクラスターで 100% 起こる問題)

I

I

A+R

Cisco は、専用インスタンスにある UC 以外のアプリケーション設定の問題をトラブルシューティングして解決します

専用インスタンスで一部に見られる問題* (1 つクラスターの 100% 未満で起こる問題)

A+R

A+R

C

顧客またはパートナーは、専用インスタンスにあるすべての設定の問題をトラブルシューティングして解決します

Webex Meetings/アプリの問題

I

C

A+R

Cisco Cloud TAC は Webex クラウドにあるすべての問題をトラブルシューティングして解決します

PSTN/SBC 管理 – BYO PSTN*

A+R

A+R

C

顧客またはパートナーは、SBC/PSTN に関するすべての問題をトラブルシューティングして解決します

コラボレーション サービス (パートナー接続) の専用インスタンス インターネット

I

I

A+R

Cisco がコラボレーション サービスのインターネット接続を管理します

コラボレーション サービス (ダイレクト接続) の専用インスタンス インターネット

I

I

A+R

Cisco がコラボレーション サービスのインターネット接続を管理します

専用インスタンスの内部 UC アプリ DNS

A+R

Cisco は専用インスタンスの内部 DNS を管理します

専用インスタンスのパブリック DNS

A+R

Cisco は専用インスタンスのパブリック DNS を管理します

専用インスタンスの顧客構内 DNS*

A+R

A+R

I

顧客またはパートナーは、顧客構内の DNS 要件を管理します

専用インスタンスのインテグレーション*

A+R

A+R

C

顧客またはパートナーは、専用インスタンスへのすべてのインテグレーションを管理します

専用インスタンス インフラストラクチャ

I

I

A+R

Cisco は専用インスタンス インフラストラクチャを管理します

クラウド接続用の専用インスタンスのパートナー インフラストラクチャ

A+R

C

パートナーは、専用インスタンスへの接続に必要なインフラストラクチャを管理します

専用インスタンス インフラストラクチャの容量

I

A+R

Cisco は、専用インスタンス インフラストラクチャの容量を管理します

専用インスタンスのパートナー クラウド接続の容量

A+R

I

パートナーは、専用インスタンスへのクラウド接続リンクの容量を管理します

専用インスタンス アプリケーションの容量*

A+C

A+C

R

Cisco はインフラストラクチャに責任があります。顧客またはパートナーは、アプリケーションの使用容量に責任があります

専用インスタンス アプリケーションの証明書の管理

I

I

A+R

Cisco は、専用インスタンス アプリケーションの証明書を管理する責任があります

専用インスタンスの電話ファームウェア*

A+R

A+R

I

顧客またはパートナーは、専用インスタンスの電話ファームウェアを管理します

専用インスタンスの電話バックグラウンド*

A+R

A+R

I

顧客またはパートナーは、専用インスタンスの電話バックグラウンドを管理します

専用インスタンスの Jabber 設定*

A+R

A+R

I

顧客またはパートナーは、専用インスタンスの Jabber 設定を管理します

専用インスタンスの基本以外の構成*

A+R

A+R

I

顧客またはパートナーは、専用インスタンスの基本以外の構成 (ダイヤル プラン、統合、PSTN など) を管理します

専用インスタンスのアプリケーション アップグレード

C

C

A+R

Ciscoは顧客またはパートナーと相談して専用インスタンスのアプリケーションアップグレードを管理し、お客様は次の条件に基づいて通知を受け取ることができます。アラートの設定を選択します。


 

専用インスタンス (v14) で展開されている現在の UC アプリケーション バージョンの n-1 に留まることができます。展開した UCアプリケーションバージョンでアップグレードが必要なセキュリティまたは脆弱性問題がない場合を除きます。

CPE

A+R

I

I

顧客は、専用インスタンスのすべての顧客構内設備を管理します

ユーザー プロビジョニングおよび MACD*

A+R

A+R

顧客またはパートナーはエンド ユーザーのプロビジョニングを行い、専用インスタンスにおけるすべての MACD (移動、追加、変更、削除) を実行します

顧客の LDAP 管理

A+R

C

I

顧客は、すべてのエンド ユーザーが専用インスタンスに統合されるよう LDAP を管理します

プロビジョニング ツール*

A+R

A+R

I

顧客またはパートナーは、専用インスタンスのプロビジョニング ツールを管理します

専用インスタンスのデータ センターとアプリケーションのバックアップと復元

A+R

Cisco は、データ センターのバックアップと復元およびクラウドにあるアプリケーションのバックアップと復元を管理します

*顧客とパートナーが交わしたサポートの取り決めに応じて、顧客またはパートナーがこれらの特定の責任を負う場合があります